Naruse Inokuma Architects . Hiroko Caribe

Flat . Setagaya


Naruse Inokuma Architects .photos: © Masao Nishikawa

れは、壁式構造の共同住宅の内装プロジェクトです。















もともと広めの間取りと、第一種低層地域の3階という恵まれた環境の一方で、壁をほとんど変更出来ないという難点もありました。
そこで私たちは、壁以外の要素を入念に調整することで、もともとある壁を活かしながら、広がりのある空間となるよう考えました。 具体的には、北側に配置された長い廊下と、そこからアクセスする部屋によって成立している構成をそのままに、 各部屋の一面を印象的な仕上とし、キッチンや飾り棚、カウンターをレイヤ状に配しています。 リビングではこれらが重なった状態で見え、とてもダイナミックな空間になっています。
仕上げは、普通型枠打ち放し・モルタル金ごて・パテ扱きクリア塗装・ラーチ合板の4種を使っています。 普通型枠打ち放しは古い躯体、ラーチ合板は新設ですが、 モルタルとパテ扱きは、壁紙を剥いで現れたモルタル+パテ扱きに、上塗りをしたものです。 古い要素でありながら新しい、中間的な存在を多用することで、古い建物なのに新しいものと良く調和し、 新しい要素があるのに年月を重ねた良さを残した、不思議な内装になっています


0 comentarios :

Publicar un comentario